まつり博・三重 ’94
「まつり博・三重 ’94」は平成6年(1994年)7月22日から11月6日まで三重県伊勢市朝熊山麓(あさまさんろく)で開催された地方博覧会。
この時、公式記念メダルとして佐藤忠良のデザインのメダルが採用された。
純金メダル(2種類)、純銀メダル、銅メダルが作成され販売された。
公式記念メダル
デザイン 佐藤忠良
製造 大蔵省造幣局
発行・発売 財団法人 世界祝祭博覧会協会
「まつり博の開催を記念し、彫刻家の佐藤忠良氏によって制作された公式記念メダル。まつり博の思い出を末永くとどめてくれる格調高いメダルです。」
このメダルのリーフレットの裏には次のように書かれてる。
花しょうぶを掲げた若き娘は、
爽やかね潮風にのりながら
三重の21世紀に向かって
「まつり博・三重 ’94」の
空高く舞いめぐる
―― 佐藤忠良 ――
又、「世界祝祭博覧会」として下記のようにある。
古来全国各地から人々が集い、文化や情報の交流の場であった伊勢の地を舞台に、様々なであいやふれあいを通して、明日のくらしを内外の人々とともに考えようとするものです。
「まつり博三重`94 公式ガイドブック」
正式名称
世界祝祭博覧会
愛称
まつり博・三重 ’94
テーマ
新たな“であい”を求めて
サブテーマ
“ひと”と“自然”とのであいを考える。
“もの”と“こころ”とのであいを見直す。
“伝統”と“未来”とのであいを探る。
“三重”と“世界”とのであいを目指す。
綜合プロデューサーの平野繁臣は概略次のように書いている。
(前述略)古くから“お伊勢参り”を通じて全国各地の固有の文化や生活情報の交流の場であり、中継地の役割を果たしてきたこの伊勢の地を舞台に、さまざまな人々が“であい”“交流”の輪を広げ、新たな時代にふさわしい壮大な「人類のまつり」を創りたいと願っています。(後述略)