![ジャータカ絵本:おんがくしグッチラ 表紙](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=990x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/ic5d0875d7fbaa24e/version/1703657937/image.jpg)
![ジャータカ絵本:おんがくしグッチラ 1.2](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/i861caf7207f969be/version/1703657945/image.jpg)
![ジャータカ絵本:おんがくしグッチラ 3.4](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/ib88689f32af66f51/version/1703657951/image.jpg)
![ジャータカ絵本:おんがくしグッチラ 5.6](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/ifa2ceab9ba8ec54b/version/1703657959/image.jpg)
![ジャータカ絵本:おんがくしグッチラ 7.8](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/i998bd65730b9d8a9/version/1703657994/image.jpg)
![ジャータカ絵本:おんがくしグッチラ 9.10](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/i8fbda381fe2f4bce/version/1703657970/image.jpg)
![ジャータカ絵本:おんがくしグッチラ 11.13](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/i5599b5944415e236/version/1703657975/image.jpg)
![ジャータカ絵本:おんがくしグッチラ 13.14](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/ibab45ad7e96d9333/version/1703657982/image.jpg)
![ジャータカ絵本:おんがくしグッチラ 15.16](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/i65f23360094ce2aa/version/1703657989/image.jpg)
「おんがくしグッチラ」ジャータカえほん
出版 財団法人 鈴木学術財団
え 坪田穣治
ぶん 柿本光造
この絵本の裏表紙には次のように書いてあります。
「おんがくしグッチラ」について
この物語(南伝大蔵経第四二三グッチラ音楽師本生)は、インドの人々のゆたかな音楽性を通じての心あたたまる世界をくりひろげてくれました。
この物語ではムーシラはもともとあくどい人間世界に属しています。
ムーシラによって見られる増長慢の心は、人を押しのけ自分こそ、というもので、その醜さについては私たちも日常に我が身の上に見てきております。
それにくらべインドずい一(随一)とうたわれるびわひき(琵琶弾き)のグッチラは、すぐれた音楽の腕ばかりでなく、すぐれて善意の心を持っていました。
自分の知っている曲を全部ムーシラに教えたばかりか、ムーシラの厚かましさに圧倒され名人の地位も奪われそうになってはじめて自分のことを心配することになりました。
人間味あふれたこのグッチラは、ムーシラ的な人間の多い中で、あたたかな共感と安心とを感じさせてくれます。
考えてみればグッチラの優しい、少し頼りないほどの無心であってこそ、人々の助力や敬愛も得られるものでありましょう。
欲心のない、柔軟な心の世界でこそ、天も人もその人を愛し、おのずから道が開けていくものなのでありましょう。