ジャータカ絵本:しろいぞう

ジャータカ絵本 しろいぞう 表紙
ジャータカ絵本 しろいぞう 表紙
ジャータカ絵本 しろいぞう 1-2
ジャータカ絵本 しろいぞう 1-2
ジャータカ絵本 しろいぞう 3-4
ジャータカ絵本 しろいぞう 3-4

ジャータカ絵本 しろいぞう 5-6
ジャータカ絵本 しろいぞう 5-6
ジャータカ絵本 しろいぞう 7-8
ジャータカ絵本 しろいぞう 7-8

ジャータカ絵本 しろいぞう 9-10
ジャータカ絵本 しろいぞう 9-10
ジャータカ絵本 しろいぞう 11-12
ジャータカ絵本 しろいぞう 11-12

ジャータカ絵本 しろいぞう 13-14
ジャータカ絵本 しろいぞう 13-14
ジャータカ絵本 しろいぞう 15-16
ジャータカ絵本 しろいぞう 15-16

 

「しろいぞう」ジャータカえほん

 出版 財団法人 鈴木学術財団
 え 武井武雄
 ぶん 友松あきみち

この絵本の裏表紙には次のように書かれています。

「しろいぞう」について
ジャータカの中でも、この「白い象」の話ほど、深く人の心をうつ物語はありません。
原名は「養母象本生物語」といいます。
これは、釈尊が、母を養っている僧侶の愛情について、そのたとえ話として、当時の人々に話された説話であると云われています。
今から二千余年も前のお話ですが、この絵本では、出来るだけ忠実に筋を追って、物語を再現することにつとめました。
お子さまにお与えになる時は、次の諸点に重きをおいてお話し下さるとよいでしょう。
1.母子の象の間にかよっている、いたわり合う気持
2.道にまよった男が持っている、よこしまな心の、はずかしいこと。
3.母をしたう白い象の愛情の深さ。
4.王にあらわれている、思いやりの気持。
これらのことを理解することによって、母子の象が再会する日の喜びは、子どもたちの心にも強く印象づけられることと思います。
それがやがては、生きとし生けるものに対するいつくしみの心となって、素直に発展していくでしょう。
物語によれば、王は象舎を贈ったその後も、「白い象」をかたどった石彫をつくって、永く尊敬をはらったということです。
また、その土地の住民も毎年集まって「象の祭り」を行ったと伝えられています。
  友松あきみち

注意:この絵本のなかで「めくら」とありますが、今は差別用語として使われていません。