![楓の新芽-1](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=965x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/i4965b421a53bf415/version/1560467957/image.jpg)
![楓の新芽-2](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=965x10000:format=jpg/path/s87ad251bec973692/image/ic4bb941fbef1ab01/version/1560467924/image.jpg)
楓の新芽
昨年は東川寺境内の赤松と楓が葉が少なく、弱っているように見えた。
私は昨年除草剤を多く散布しすぎたのかと心配していた。
しかし今年、赤松と楓共に新芽を吹き出し、少し安心していた。
ふと、境内の彼方此方を見ると、楓の小さい芽が沢山吹き出している。
ああ、そうか、楓は自身の身を犧牲にして、新しい命を産み出そうとしていたのか。
この中の一つ、二つの芽でも生長して、次代を受け継いで欲しいと願って沢山の種を蒔き、新しい芽を出させるために楓の樹は闘っていたのだ。
そう思うとこの小さな楓の芽が愛おしく思えるのである。
しかし、この楓の新芽をすべて育てる訳にはいかない。
残念だが、いずれ殆どの芽を摘み取らなければならないのである。