凍てつく滝・美瑛町:東川町
東川町から天人峡温泉方面にしばらく行くと「羽衣トンネル」がある。
その「羽衣トンネル」を抜けると、すぐ右横に滝が見える。
クワウンナイ川が忠別川に合流する手前にある滝である。
今はこの滝の両側が凍り付いている。
クワウンナイ川の沢は「日本一美しい沢」と云われている。
クワウンナイ川は大雪山トムラウシ山(2,141meter)と化雲岳(1,954meter)の西側山腹が源流部とされる。
雪が解け、そこから流れ出て来るこの川はオショロコマが釣れ、美しい渓流と、魚止の滝、滑滝、ハングの滝、二股の滝、さらに滝ノ瀬十三丁(1,250meter)付近が全国の沢登りファンには魅力があり、羨望の的である。
しかし、このクワウンナイ川沢登りは大変危険であり、今まで死亡事故が多数起きている。
北海道森林管理局では次のように注意を呼び掛けている。
「クワウンナイ川入渓の取り扱いについて」
『クワウンナイ川は雪解け、降雨等の影響を受けると逃げ場のない大変危険な渓流です。
過去において上流部の気象変化に伴う急激な増水、滑落等に起因する遭難及び死亡事故が多発しており、平成27年8月2日にも死亡事故(沢を渡ろうとして流されたもの)が発生しています。また、救助活動にも危険・困難の伴う地域であり、入渓は極力避けるようお願いします。・・・・・』