吹雪の後・快晴
一昨日、昨日と大荒れの吹雪であった。
12月22日夜から23日にかけて、北海道全域に亘って大雪となり、風も強く吹いた。
道路は除雪が追いつかず、道巾も狭く、デコボコ路で車を運転するのに皆な苦労していた。
私は地元東川の檀家さんのお勤めの後、旭川市の檀家さんへ向かった。
しかし、その檀家さんの家の手前で、雪に阻まれ、立ち往生してしまった。
幸いその檀家さんを始め付近の人々のお陰で、ようやく雪の悪路から脱出することが出来た。
雪の中、なかなか脱出することが出来ずにいたところ、近所の五、六人もの人々が力を合わせて雪をかき分けて、車を押して戴いたこと誠に有難いことであった。
感謝、そして又感謝である。
札幌の積雪は1966年以来50年ぶりに90㎝を越え、新千歳空港では計287便が欠航し、6,000人が空港で一夜を明かしたと報道されている。
旅客機だけでなく、JR北海道やフェリーなども運休や欠航が相次ぎ、交通網は終日混乱した。
翌日24日は一転してその悪天候が嘘のように青空が広がり、台風一過のようであった。
しかし、気温はマイナス18度まで下がり、凍れる朝となった。
いま東川寺境内は除雪した雪が小山のように積み上げられている。
大雪の後の道路はようやく除雪され、綺麗な雪の一本道となっている処もある。
また、平地の田圃の上は、まるで海の波のように、強風で雪の波紋が広がっていた。