剣淵町・じんじん
剣淵町の道の駅「絵本の里けんぶち」で販売されている、純米吟醸酒「じんじん」と酒まんじゅう「じんじん」である。
この「じんじん」という名は映画「じんじん」から名付けたもの。
ある時、剣淵町の「絵本の館」を訪れた俳優「大地康雄・だいち やすお」は、そこで絵本を読み聞かせている親子に感動し、このことを主題にした映画を作りたいと思い立ったという。
大地康雄はこの映画を作るため、監督、脚本家、絵本画家、出演者達に自分の思いを伝え、賛同を得て、映画製作を始めた。
大地康雄はこの映画「じんじん」の企画及び主演をしている。
映画のロケ地は主に剣淵町である。
剣淵の町民は積極的にこの映画作りに協力した。
農繁期の忙しい中、エキストラ参加、ロケ弁当延べ800食を始め、剣淵町のジャガイモ、アスパラ、でんぷん団子、しそジュース、アルパカアイス、ジンギスカン鍋などで映画スタッフをもてなしたという。
その映画「じんじん」のロケ地マップも剣淵町で作成している。(右画像)
映画「じんじん」
企画・主演:大地康雄
監督:山田大樹
脚本:坂上かつえ
絵本原案:明川哲也
題字・絵本原画:あべ弘士
キャスト
小松美咲、佐藤B作、中井貴惠、井上正大、若村麻由美、絵沢萌子、中田喜子、小宮孝泰、村田雄浩、宮田沙世、相原えみり、柚りし菓、手塚理美、板尾創路、その他。
Story
絵本で結ばれた父と娘の物語。
父と娘をつないだものは一冊の絵本。
映画の舞台は「絵本の里」の北海道剣淵町。
「立石銀三郎(56)は伝統芸能を支える大道芸人。彼の一人娘は、銀三郎が毎晩のように語り聴かせるお話が大好きだった。しかし、妻と別れてからは会うことを許されず、娘との思い出は彼女が6歳のまま止まっている。・・・・・・・」
Message
企画・主演:大地康雄
「私は北海道剣淵町にある絵本の館で、大人が子供たちに読み聞かせをしている光景を見る機会がありました。どの子も目を輝かせて聞き入り、あるお話では涙を浮かべ、また別のお話では全員がひっくり返って大爆笑していました。あの時の子供一人ひとりの輝く瞳には明るい未来があり、絵本には人への思いやり、豊かな感性、言語力や想像力といった人が生きていく上で最も大切な根本の力を育むすばらしい力があるということを教えられ、感動しました。・・・・・・」
映画「じんじん」は2013年7月13日に劇場公開された。
現在も全国で上映会が開催されている。