佐藤忠良・若い女:若い女夏・雪
雪を背負った佐藤忠良作「若い女」。
この像は師走の旭川市2条通り買物公園に立っている。
回りに高い建物が多く、この「若い女」に斜めの冬の光は届きにくい。
「若い女 Young Woman 制作年 1971 佐藤忠良 SATO Churyo 」
(174.5×103.5×58.0㎝)
以前にも書いたが市瀬 見(いちのせ けん)はその著「彫刻家 佐藤忠良」のなかで「『若い女』、この像の片側の肩に厚く雪が積もっていた。冬の旭川の買物公園のある日の新聞写真である。その後、個展会場でこの像を見たとき、私の目には何か軽い物体が静かに肩にあるように思えた。」と書いている。
雪の中の佐藤忠良作「若い女・夏」。
この像は旭川市5条通り買物公園に立っていて、閑散とした街とやや遠く旭川駅を見つめている。
「若い女・夏 Young Woman, Summer 制作年 1972 佐藤忠良 SATO Churyo 」
(149.0×77.5×51.0㎝ )
実はこの間の大雪の次の日、この「若い女」と「若い女・夏」の写真を撮りに行った。
自宅に帰って来て、写真の処理しようと確認した処、「若い女」の方はそうでもなかったが、「若い女・夏」の方は雪達磨状態で、銅像だか何だか解らない写真になってしまった。
上の写真は、昨日取り直しした写真で、元よりは少し雪が解けた状態の写真で、銅像であると判別出来る。
下の写真は元の雪達磨状態の写真である。