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大休寺・万燈供養大法会
昨日、10月27日に旭川市大休寺にて両祖忌・開山忌法要が厳修された。
その法要の一環として「万燈供養大法会」が行われた。
この「万燈供養大法会」は元から大休寺で行われていた法要ではない。
おおよそ40年前、大休寺で開山忌を厳修することになり、この「万燈供養大法会」も合わせて行われることになった。
それまで大休寺では開山忌法要は厳修されていなかった。
この「万燈供養大法会」は普通の法要とは違って特殊な法要である。
堂内の中央に納経塔(炉塔)が置かれ、大導師(大休寺住職)、納経師、検経師、検経師の四名の導師で、堂内を真っ暗にして蝋燭の明かりだけで行われる幻想的な法要である。
「仏陀神咒」を太鼓に合わせて唱和し、殿行は両班に塔婆を配り、両班はその塔婆に法華経を頓写し、殿行は蝋燭の芯切りし両班より塔婆を集め、それを検経師が点検し、大導師が香に薫じ、これを納経師が納経塔(炉塔)に納める。
これを二回繰り返す。
この塔婆の受け渡し、蝋燭の芯切りでは、東西二名の殿行進退は甲乙引鏧にてその進退を合わせる。
この二名の殿行の進退がなかなか難しい。
二名の殿行の進退が同時に揃わなければならない。
舎利礼文にて導師三拝し、献茶湯、拈香法語、観音経読経行道、参詣者焼香、回向、四導師退堂、散堂と法要が進む。
私共が若い頃、この殿行の進退で苦労し、山形県から指導者を仰ぎ、ようやく覚えることが出来た。
最初は本堂で行われていたが、今は千体仏の有る蓮華臺で行われれいる。
拙僧は昨年と本年と検経師をさせて戴いている。
堂内は蝋燭を沢山灯すので非常に熱い。
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