もりはおおさわぎ・佐藤忠良 画

もりはおおさわぎ・佐藤忠良 絵
もりはおおさわぎ・佐藤忠良 絵

 

もりはおおさわぎ・佐藤忠良 画

 

●ミハルコフ

 ぶん・はまだ ひろすけ (浜田廣介)

 え ・ さとう ちゅうりょう (佐藤忠良)

 ひろすけ絵本(4歳~8歳向)

 昭和40年(1965)12月10日 偕成社発行

 

この物語は

「子ヤギが森に遊びに行きました。

すると、雷が鳴り、雨は降ってきて、ぐっしょり濡れてしまいました。

回りは水浸しになり、子ヤギは孤島に取り残されてしまいます。

豚のおばさんがボートの乗って近くに来ましたが乗せてくれません。

その子ヤギをオオカミの夫婦が狙っていました。

野鴨が子ヤギが困っているのを森の仲間に知らせに行きました。

森の仲間達は子ヤギを助けるため筏を作り、ペリカンはお腹のすいている子ヤギに食べ物を届ました。

子ヤギを狙って襲ってきたオオカミ達を森の仲間で追い払ってしまいます。

森の仲間達は子ヤギを親ヤギの所へ送り、皆で楽しくご馳走を戴くことが出来ました。」

と云うお話。

 

「もりはおおさわぎ」の最後の頁には次のように記されている。

 

「この絵本について」 浜田廣介

「話の作者、ミハルコフは一九一三年の生まれ、現代ソ連邦の詩人、劇作家、他の一名との共作によるソビエト国歌の作者であり、『子どものための詩集』(一九三五年~四二年)をだして、スターリン賞を受けました。(西洋人名辞典から) (中略)

困っている者、弱い者を他の者が力をあわせて助けるという、この童話には『どうやって鳥どもは小やぎを助けてやったか』という題名が付けられました。題名も大切なもの、しかし書き替えという絵本のことから、便宜的に『もりはおおさわぎ』という題にしました。

作者にそれをおわびして、お許しをお願いいたしておきましょう。」