佐藤忠良・三浦綾子像(一)

佐藤忠良・三浦綾子像-1
佐藤忠良・三浦綾子像-1
佐藤忠良・三浦綾子像-2
佐藤忠良・三浦綾子像-2

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佐藤忠良・三浦綾子像

 

この佐藤忠良作「三浦綾子像」2001は旭川市神楽7条8丁目「三浦綾子記念文学館」の館内に展示されている。

 

この「三浦綾子像」は元旭川市長の五十嵐広三が寄贈したとある。

 

作家「三浦綾子」は1999年(平成11年)10月12日、77歳で逝去したので、この「三浦綾子像」は2001とあり、三浦綾子が亡くなった後、作成されたことになる。

 

尚、佐藤忠良「三浦綾子像」2001は旭川市の「東光図書館閲覧コーナー」にも展示されている。(図書館内撮影禁止)

この図書館に展示されている三浦綾子像は旭川市彫刻美術館の所有のもので、五十嵐広三寄贈とは書かれていない。

 

作家「三浦綾子」(1922年4月25日~1999年10月12日)は、皆様よくご存じの通り、最初「朝日新聞社」が大阪本社創刊85年・東京本社75周年記念としての一千万円懸賞小説公募で一位入選し、その小説「氷点」は朝日新聞朝刊に昭和39年(1964)12月9日より、昭和40年(1965)11月14日まで連載され、その直後、単行本「氷点」が朝日新聞より出版された。

この年は「東京オリンピック」が開催された年でもある。

 

この単行本「氷点」は出版された年の年末までに71万部発行を記録したといわれる。

さらに、ラジオ、映画、テレビでも放送放映され、全国に「氷点」ブームが起きた。

佐藤忠良・三浦綾子像-3
佐藤忠良・三浦綾子像-3

クリスチャン(プロテスタント)である三浦綾子の著作はキリスト教、あるいは聖書より、その題材を取っていることが多い。

 

その主な著作は「氷点」(1965)、「続・氷点」(1971)を初め、「積木の箱」(1967~68)、「塩狩峠」(1968)、「細川ガラシャ夫人」(1975)、「天北原野」(1976)、「泥流地帯」(1977)、「続・泥流地帯」(1979)、「「千利休とその妻たち」(1980)、「海嶺」(1981)、「ちいろば先生物語」(1987)、「夕あり朝あり」(1987)、「母」(1992)、「銃口」(1994)など。

 

尚、作家・三浦綾子の小説「氷点」の舞台となった「外国樹種見本林」の入口附近にある「三浦綾子記念文学館」は平成10年(1998)6月13日に開館している。