とうもろこし・玉蜀黍
北海道の「とうもろこし」は今が旬である。
朝、畑からもぎ、すぐに茹でた「とうもろこし」はとても美味しい。
北海道では以前は「とうきび」と呼ぶ人が多かった。
今は標準語の「とうもろこし」になりつつある。
漢字で書くと「玉蜀黍」となるので読みづらく、皆、平假名の「とうもろこし」、あるいは片仮名の「トウモロコシ」を使う方が多い。
「とうきび」は「唐黍」と書く。
本州からの客に北海道の「とうもろこし」を出すと美味しいと大変喜ばれる。
それで、その客に「とうもろこし」を送ってあげると、北海道で食べた方が美味しいと云う。(同じ物なのだが。)
旬の物は、その土地で新鮮なうちに食べたほうが美味しいのである。
とうもろこし(玉蜀黍)は畑に行くと、玉蜀黍の上の方に穂が立っているので分かり易い。
この穂は雄花穂で、その下に玉蜀黍の頭にある毛のような物が雌花穂である。
幼き頃食べた「とうきび」は今のように柔らかくはなく、もう少し歯ごたえがあった。
直接かじりつかず、手で実をほぐして食べた記憶がある。
今のとは品種が違い、縦に並んで隙間があった。
甘さも、今の玉蜀黍ほど甘くはなかった。
それでも、母が茹であげたまだ熱いトウキビを、冷めるまで待てず、手元を手拭いで覆い、フーフーと息を吹きかけ食べたものである。