とうもろこし・玉蜀黍

とうもろこし畑-1
とうもろこし畑-1
とうもろこし畑-2
とうもろこし畑-2
とうもろこし-1
とうもろこし-1
とうもろこし-2
とうもろこし-2

 

とうもろこし・玉蜀黍

 

北海道の「とうもろこし」は今が旬である。

朝、畑からもぎ、すぐに茹でた「とうもろこし」はとても美味しい。

北海道では以前は「とうきび」と呼ぶ人が多かった。

今は標準語の「とうもろこし」になりつつある。

漢字で書くと「玉蜀黍」となるので読みづらく、皆、平假名の「とうもろこし」、あるいは片仮名の「トウモロコシ」を使う方が多い。

「とうきび」は「唐黍」と書く。

 

本州からの客に北海道の「とうもろこし」を出すと美味しいと大変喜ばれる。

それで、その客に「とうもろこし」を送ってあげると、北海道で食べた方が美味しいと云う。(同じ物なのだが。)

旬の物は、その土地で新鮮なうちに食べたほうが美味しいのである。

 

とうもろこし(玉蜀黍)は畑に行くと、玉蜀黍の上の方に穂が立っているので分かり易い。

この穂は雄花穂で、その下に玉蜀黍の頭にある毛のような物が雌花穂である。

 

幼き頃食べた「とうきび」は今のように柔らかくはなく、もう少し歯ごたえがあった。

直接かじりつかず、手で実をほぐして食べた記憶がある。

今のとは品種が違い、縦に並んで隙間があった。

甘さも、今の玉蜀黍ほど甘くはなかった。

それでも、母が茹であげたまだ熱いトウキビを、冷めるまで待てず、手元を手拭いで覆い、フーフーと息を吹きかけ食べたものである。

 

とうもろこしの雄花穂と雌花穂
とうもろこしの雄花穂と雌花穂