佐藤忠良・人魚・旭川市:北海道療育園
佐藤忠良「人魚」1967 (昭和42年)
佐藤忠良作の「人魚」は北海道旭川市春光台4条10丁目、北海道療育園前庭の北海道療育園「風のギャラリー・彫刻の森」に展示設置されている。
北海道療育園への道を曲がると直ぐ右側にあるので、見過ごしてしまうかも知れない。
プレートには「人魚 1967 佐藤忠良 CHURYO SATO 」と書いてある。
北海道療育園は、昭和44年4月に開設した重症心身障害児(者)施設で、重度の肢体不自由と重度の知的障害を併せもつ障害児(者)の治療および日常生活の支援を行っている施設である。
「風のギャラリー・彫刻の森」のモニュメントには
「昭和61年、園庭にひとつの彫刻が設置され新しい空間ができました。それ以来、当園の利用者と地域の人たちとのふれあいの場となり、誰もが、そこにいくつかの彫刻があればとの想いを持っていました。開設30周年を迎えるにあたり、そうした想いがひとつにとなり、利用者の後押もあり、『彫刻の森』構想へつながりました。その構想の柱は『やさしさ』と『親しみ』におきテーマに賛同された多くの彫刻家が当園を訪れ、利用者とふれあうなかで、作品を製作、設置していただきました。そして今、園庭は、やさしい風と親しみのある空間を、みなさんに感じていただける場所となったと思います。私どもはこの園庭を、『風のギャラリー・彫刻の森』と名づけ、訪れるみなさまにも、その想いを感じていただければ幸いと存じています。 平成18年(2006)8月 社会福祉法人北海道療育園 理事長 塚本隆三」とある。
この「風のギャラリー・彫刻の森」に野外展示されている彫刻像は次の通り。
(1) 和泉正敏「静けさ」
(2) 内田晴之「交差する形」
(3) 西野康造「気流」
(4) 笹戸千津子「あい」
(5) 土谷武「開放VI」
(6) 山内壮夫「子を守る母たち」
(7) 山内壮夫「風の中の母子像」
(8) 加藤昭男「小川に魚が帰った日」
(9) 吾妻兼治郎「森の中に」
(10) 加藤顕清「婦人像・昼」
(11) 植松奎二「浮くかたち-宙-」
(12) 渡辺行夫「風の庵」
(13) 眞坂雅文「連山夢想-旭川」
(14) 佐藤忠良「人魚」
(15) イサム・ノグチ「プレイスカルプチャー」
(16) イサム・ノグチ「オクテトラ」